BY hisss · 2021年4月5日
皆さんこんにちは。今日は前回のブログ、”インドネシアの世界遺産 ジョグジャカルタ・プランバナン寺院遺跡群”の続きで、世界遺産ボロブドゥールとプランバナン以外の見所をご紹介、ジョグジャカルタの街歩きを書いてみたいと思います。
まずはジョグジャカルタ王宮へ。
ジョグジャカルタの街の中心に位置する現在第10代目のジョグジャカルタの王様一族が暮らす王宮。
ハメンク・ブオノ1世により1756年に建てられた王宮には、賓客用の建物、王女様たちの居住される建物などもありますが、その建物には一般人の立ち入りは禁止されています。
一般に公開されている王宮の所有する博物館には、各国からの贈り物や宝物、王様の使用した衣服、食器、家具や骨董品等がありジョグジャカルタの王様の生活、歴史を見ることが出来ます。
今も伝統衣装を身にまとったアブディ・ダラムとよばれる家臣たちが王宮を守っています。
白壁に囲まれた王宮の敷地はとても広く、敷地内が街のようになっていて普通に家が建っていました。王様の家族の家もあればそうでない人も家を建てて住んでいる場合もあるらしく。。。王様はここは王宮の土地なのだから、ここに住んではいけない、とは言わないのだそうで…
現在の王様10世はジョグジャカルタ特別州知事も兼務されているということで、ジョグジャ人に受け入れられているようです。
また、王宮南広場近くには、2頭の象がいました。昔、象は王様の乗り物だったそうです。ジョグジャカルタの観光ポイントでは、ボロブドゥール、プランバナン以外では最も興味深く楽しめる所だなと感じました。1時間位時間を取っておくと良いと思います。
次にマリオボロ通りへ。
ガイドさんによると、昼間のベチャライドは暑くてお勧め出来ない、ということだったので、夕方うす暗くなってきたころに、マリオボロ通りからインドネシア大統領別荘前までベチャ乗車を体験しました。(約1kmの道のり)。
マリオボロ通りは、あらゆる商店が並び、所狭しとベチャ、アンドン(馬車)、屋台が犇めき合っていて、1日中ケンソンと活気に溢れていました。バリでいうとデンパサールのようで交通量も多く、したがって交通ルールもないようなもの。しかし、このベチャ体験はとても面白い!ジョグジャの街の散策にはぴったり。
両側に立ち並ぶ商店、ネオンが輝くショッピングモールに興味津々、ベンテン・ブレデブルグ(オランダ植民地時代にインドネシア兵による攻撃からオランダ人住民を守る為にオランダ人によって立てられた。)、ライトアップされたコロニアル調の建物インドネシア銀行等、是非ここでは夜風に吹かれながらアジアの空気を感じて下さい。
夜のおすすめは、ラマヤナバレエ鑑賞です。
インドの古代叙事詩ラーマヤナ物語をバレエ、ジャワニーズダンス、劇を取り入れて演じられる舞踏劇。ラーマーヤナはヒンドゥー教の神・ヴィシュヌ神の化身であるラーマ王子が、悪魔に奪われた妻・シータを救うという物語。ガムランのリズムにのって演じられるこのラマヤナ物語は、バリ島のヒンドゥー教徒たちばかりでなく、インドネシアを象徴する文化でもあります。このシアターは見た目は小さいのですが300人くらい座れるオープンエアーの劇場でしたが、雨天の場合は、屋内のステージで公演されるようです。優雅な舞と共にジョグジャカルタの夜を過ごすことが出来ました。
次回は、世界遺産ボロブドゥールをご紹介します。ボロブドゥールは、早朝に行くのがおすすめです。