BY hisss · 2022年12月21日
今更なんですけど、何故にブサキをバリ百景その1、にしてなかったのか、と思いました。
さて、、神聖なるアグン山の麓にある、バリヒンドゥー教の総本山がブサキ寺院。
バリ島で一番高いアグン山の標高約900mあたりにあり、大小30余りの寺院によって構成される複合寺院。なぜ複合かというと、ヒンドゥーにはカースト制度があるため、カーストの階級により、お祈りするお寺が違ってくるからです。
アグン山は神々が住む場所として崇められ、バリ島にあるすべての寺院はこの山に向けて建てられています。
そう、アグン山の方向に足を向けて寝てはいけないのです。
バリの人々の心も常にアグン山を思っています。
駐車場から、寺院までの道のり。聖なる山へと参道を上ると、いくつもの寺院を外側からぐるりと見学することができます。
ブサキでは、約1ヶ月間、バタラ・トゥルンカベという年に1回の大きなお祭りがあります。だいたい4月頃でしょうか。この期間のバリの人たちの合い言葉は「もうブサキに行った?」。
この期間は早朝から深夜まで島中からひっきりなしに参拝者が訪れ大変混雑します。このような大きなお祭りがあるときは、早朝に訪れるのがおすすめです。夜明けのブサキ寺院は、より神聖で荘厳な姿を見せてくれるのです。
寺院を訪れ、バリ島の神様にお礼を伝えるとなんとも心が浄化された感じがしますね。
そして、帰りの思わず息を飲むようなこの景色。遠く遠くまで見渡してしまいます。ヒンドゥー教の神様がバリ島全土を見渡しているようにも感じます。ブサキはバリ島の大遺産なのです。