BY hisss · 2019年1月7日
バリの100の姿をお伝えするバリ百景、その㊲は、11世紀頃に作られたと言われるバリ最大の岩窟遺跡、グヌンカウィ。
ワルマデワ王朝第6代アナッ・ウンス王家のお墓とお寺です。
ヤシの木と緑のライスフィールドを見渡しながら、“約300段ある階段“、を行きます。かなりハード!と聞かされていたのでちょっとドキドキ。行は下りなのでまだ大丈夫。(笑)。山肌の壁に彫られた約7m程のお墓が4つ現れました。
これは4人の王妃のお墓。
高くて下から見上げる感じで迫力があります。いつも割れ門、細かな彫り、真っ黒なメルなどを目にすることが多いので、バリにもこんな遺跡が残されていたとは驚き…。
そして、グヌンカウイの遺跡と遺跡の間を流れるパクリサン川流域。
2012年にバリ島の「バリ州の文化的景観:トリ・ヒタ・カラナ哲学に基づくスバック灌漑システム」が世界遺産として登録されましたが、この “トリヒタカラナ” というバリ・ヒンドゥー教哲学(神と人と自然の調和)を表現した「スバック」によって維持されている19,500ヘクタールに及ぶ5つの棚田地域にある、ペクリサン川流域のスバック(棚田)の景観も世界遺産に含まれています。
橋を渡ると今度は王家のお墓。5つ並んでいます。一体この高さの遺跡をどうやって作ったのでしょう。
山の谷間の閉ざされた静寂な空間、お墓の雰囲気漂う遺跡を目の前に物思いにふけってみたりしました。。。
帰りは、ペクリサン川周辺に広がる景色に癒されつつ、休み休みゆっくり戻りましょう。遺跡の余韻に浸りながら…
歩きやすい靴で行きましょうね。