バリスクープ捜索隊 調査依頼その①　幻のコーヒー “ コーヒー・ルアック” を飲むことは出来ますか？

コーヒーLOVE さんからの依頼
「コーヒー通が、死ぬまでに一度は飲んでみたい、と言う、幻のコーヒーがあると聞きました。
バリでこのコーヒールアックを飲むことが出来ますか？」

という調査依頼を頂きました。有難うございます。

コーヒー・ルアックって…？
ジャコウネコは、赤く熟した美味しいコーヒーの実が大好き。
食べたコーヒーの実は、果肉は消化されますが、種は消化されず、腸内の消化酵素の働きや腸内細菌による発酵によって、独特の風味と味わいをまとい、豆はそのまま糞として排泄されます。その豆をキレイに洗浄乾燥して出来上がったのが、コーヒー・ルアック。生産量がとても少ないため、世界中の愛好家が欲しがる貴重なコーヒーとして、その名が知られています。インドネシアでは、スマトラ島、スラウェシ島、スンバ島、等も産地で、インドネシア語ではコピ・ルアック（コピ=コーヒー）と呼ばれ、最近ではバリ島のお土産としても人気です。

ライステラスで有名な観光ポイントのテガラランから更に北へ車で約10分、
“ BALI PULINA “ という農園に行ってきました。

ジャコウネコはいるのでしょうか？？

いました！

でもオリの中。。

（これはかわいい方…）

　
この農園には約30匹のジャコウネコがいるそうですが、若干攻撃的のようですので触れないように気を付けましょう。確かにむしゃむしゃと勢いよくコーヒーの実を食べています。。

初めてみました、ジャコウネコ。ネコというより大きいのでたぬき？きつね？みたいです。
うっかりしており、、肝心の う○こ の写真を撮影するのを忘れました…

がびーん。。。

(何をしに来たんだか…)

さて、農園の中では昔ながらのコーヒーの作り方を見ることが出来ます。
豆を天日に干して乾燥させ、中の豆を取り出し…

薪で火をおこして燻し…

約2、３時間、臼で細かく叩いてつぶして、、

更にふるいにかけます。

なるほど…昔の人はこんな風に手作りしていたのですね。

BALI PULINA では、こんなにすがすがしい景色を目の前に…

無料でコーヒーの試飲が出来ます。(1グループ1セット)

では、8種類のコーヒーとお茶を楽しみましょう。

左から…
●レモンティー（レモンの飴の味。甘くてとてもフルーティーで美味しい！森の空気に一番合う！）、
●ジンジャーティー（しょうががきいてる！体に良さそう、温まる）、
●ジンジャーコーヒー（こちらもしょうが強烈、大人向け）、
●ジンセンコーヒー（チョコレートっぽい味、何故か…しかし自分のメモにそう書いてある…）、
●チョコレートコーヒー（美味しいです。この味買って帰りたい。）、
●ピュアココア（味が薄い…美味しそうな名前なのに…）、
●バニラコーヒー（甘い香りで美味しい、これが一番美味しかった）、
●ピュアバリコーヒー（濃くて香ばしい、2番目に美味しかった）
コーヒーは毎日飲むのですが、ブラックなコーヒーは濃くて飲めず、カプチーノやカフェラテ専門なのでコーヒー通ではないのですが、、こんな感想です。
（ピュアココアとピュアバリコーヒー以外は砂糖が入ってました。砂糖ぬきが出来たらよいのに、ですね。）

そして、こちらが幻のコーヒー、コピ・ルアック。

深くはっきりとした味わいですが、透き通るようなさらっとした感覚。。
こちらは有料となり、Rp 50,000となります。
ちなみにウブドハノマン通りのFREAK coffee、サヌールのKOPI BALI HOUSE、アヤナのダマールテラスでもコーヒー・ルアックを試してみましたがそれぞれ微妙に味わいが異なりましたが、どれも「さらり」としていると感じました。上手く言えませんがシルクのような？絹豆腐のような？軽さと軟らかさです。ルアックの育つ環境、食べるコーヒーの実の種類、製造方法、コーヒーの淹れ方によって美味しい美味しくないコーヒーが作られるのですね。

また、園内では様々な植物も見ることが出来ます。
　　　
アラビカ種のコーヒーの木、珍しい形をしたキャンドルフラワーという花、ドリアンの木、パイナップル…etc.

豆や粉等種類豊富なコーヒーやお茶の販売コーナーもありました。
　　
左から、オーガニック バニラコーヒー 砂糖なし　150g Rp 130,000、
オーガニック チョコレートコーヒー 砂糖なし　150g Rp 130,000、
オーガニックのバニラコーヒー、ココア、ジンセンコーヒーのセット　Rp 110,000
（色んな組み合わせがあります。）

　
コピ・ルアック 瓶タイプ 60g Rp 255,000
コピ・ルアック　パウダー 150g Rp 560,000, 250g Rp 900,000
(値段は2016年4月現在のものとなります。変更になる場合もございますのでご了承下さい。)

ここは広大な敷地に一面畑、な農園ではなく、こじんまりと伝統的なコーヒー製造の過程と森の緑に癒され自然の中で試飲を楽しむ感じです。ウブドからさらに北上したより静かで清々しい空気の中で楽しむのんびりコーヒータイム。
ニワトリやセミの鳴き声～が耳にも心地よい。キンタマーニ高原への道中やテガラランのクラフトショップに立ち寄りがてら、バリプリナで一休み、はいかがでしょう。

コーヒーLOVEさん、自然の中で頂くのもおススメですが、街中のコーヒー専門店ではルアックコーヒーがあるところが多いのでバリカフェ巡りも楽しいですよ。色々試してみて下さいね。

Banjar Pujung Kelod, Tegallalang、Sebatu、Kec. Gianyar、Kabupaten GianyarTegallalang, Bali
(0361) 901728
営業中: 8:00～19:00(変更になる場合がございます。)