BY hisss · 2018年7月25日
島中に神様を祀るバリヒンドゥー教のお寺があり人々が祈りを捧げる毎日。神々の島バリ島で訪れた、私の好きな寺院、3つ。ご紹介したいと思います。
「ランプ」は光、「ヤン」はバリ・ヒンドゥー教の火や光などを司る神様の名から由来し、光のエネルギーが満ち溢れたこの寺院では、災難が続いた時に参拝することによって心身を浄化できると信じられている、バリ島東部に位置する寺院。
そう言われてみるとどの写真も光に満ち溢れている? 早朝だから?
パワースポットとも呼ばれるランプヤン。ランプヤンを訪れたのは、バリ島のCMを制作するために初めて訪れたのだけど、なんて幸運なの?か雲がない、アグン山がくっきりと裾野まで見えるなんて。
そのCMを作るために日本から来た広告代理店の方々のもの作りにかける情熱が凄くて、こんな出会いに感謝…と山を眺めながら灌漑にふけっていた思い出の地でもあり、そしてバリ倶楽部のさすけさんがランプヤンについて説明してくれ、一緒にお祈りをした、たという…忘れられない作品が出来た奇跡の1日だった。
この景色も忘れられないのだけど、この時一緒にいた人との時間の方が深く記憶に残ってる。。。
➁ブサキ
まだその姿は見えない。のどかな光景を横目に、長い参道を歩きブサキに近づいていくと少し緊張もしてくる。
ブサキ寺院は、大小30くらいのお寺が集められた複合寺院。なぜ複合かというと、ヒンドゥーにはカースト制度があるため、カーストの階級により、お祈りするお寺が違ってくるから。
威厳?粛然?ずっしり重みと迫力さえ感じるブサキ寺院。
昇りきるとバリ島の街を見下ろすパノラマが広がります。どこまで見えるんだろう。ウブドはどのあたり?
そして年に1回の約1ヶ月間続くバタラ・トゥルンカベというお祭りの時には、バリ島中のヒンドゥー教徒が早朝から深夜までひっきりなしに訪れます。
混雑を避けて夜に訪れる人も多いのですね。
聖なるアグン山と共に暮らすバリの人々の心が向かうブサキ寺院。全てのエネルギーが集まっているようにも感じました。
➂ウルンダヌバトゥール
バトゥール湖の守護神デウイ・ウルン・ダヌを祀る、ウルンダヌ・バトゥール寺院は、その昔…バトゥール湖畔の北端ソンガン村にありましたが、1926年のバトゥール山の噴火により、この地に移されました。
天高くそびえたつ姿が美しいスケールの大きな寺院、は世界遺産でもあります。
2012年にバリ島の「バリ州の文化的景観:トリ・ヒタ・カラナ哲学に基づくスバック灌漑システム」が世界遺産として登録されました。この “トリヒタカラナ” というバリ・ヒンドゥー教哲学(神と人と自然の調和)を表現した「スバック」によって維持されている19,500ヘクタールに及ぶ5つの棚田地域にある、
・バトゥ-ル湖
・ウルン・ダヌ・バトゥ-ル寺院
・ペクリサン川流域のスバック(棚田)の景観
・バトゥカウ山保護地区スバック(棚田)の景観(タバナンのジャティルイ等)
・タマン・アユン寺院
が世界遺産に含まれています。
バトゥール山の壮大な外輪上に建つ聖なる寺院は、「空と雲が背景」というところ、そして「空に突き刺す感じ」、が好きで選びました。山と湖からの澄んだ空気に気持ちもスカッとするのです。
ちょっと道草。寺院の横道を進んで行ってみたら…バトゥール山が良く見えました。人も少なくて静か、あら、穴場かも。
・・・そして最後に私の幻の寺院、パサールアグン。
この1枚の写真を見て、どうしても訪れてみたくなった寺院。バリにこんな場所があるの?この寺院がパサールアグンという名前でアグン山にあると分かり目指したものの、なかなか辿り着けない。どんどん民家も人気もなくなり…道も細く険しい山道に。たまたますれ違った地元の人にはあと1分くらいで着くよ、と教えてもらっても気配を感じられずにもう怖くなって引き返した来たという…。。さて、いつか私はこの天空の寺院へ行くことが出来るのでしょうか。。
ちなみに人の意見も聞いてみようと思い、マイマイのオプショナルツアーを企画しているツアーの達人スタッフBALINOに(マイマイインスタ仲間でもある)にどのお寺がおすすめ? と聞いてみたら、
➀ウルンダヌブラタン、➁グヌンカウィスバトゥ、➂グヌンカウィ(遺跡)
とのことで私とは真逆の趣味嗜好(笑)にそれぞれ違うものだなぁと思ったのでした。
で、気になりだしてグループ旅行はお任せ、団体旅行担当のkugaiにも聞いてみたら、「1位は?」…(黙る)「…寺派じゃないんです…」、(おーっとこのブログのタイトルは私の好きなお寺だけども、、、でもこの正直さがとても好きだ。)、「じゃ何でもいいよ、バリでどこが好き?」
ということでお答えは、
1位「ヒドゥンキャニオン」、「2位はジャティルイ」、3位は「ティルタエンプル」(やっと出てきた寺院…)。
…とのことで更に人それぞれ違うもんだな~と思った今日この頃です。(笑)
バリの人々と深く結びついた寺院を通じて日常の姿や歴史や自然も感じられ想像が広がりますね。。時にこんな景勝地に足を延ばしてみるのはいかが?ただ、アグン山はまだ噴火の状態にありますので行かないで下さいね。安全が確認出来る時期になってから訪れて下さい。(紹介しておきながらすみません。)
(2018年7月現在の情報となります。)