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ミステリーや謎多いバリ島の離島、ペニダ島を紹介

ミステリーや謎多いバリ島の離島、ペニダ島を紹介

BY バリ倶楽部 さすけ · 2016年5月17日


ペニダ島

ペニダ島(Nusa Penida)とは

バリ島の南東に浮かぶ珊瑚と石灰岩から出来たペニダ島。レンボンガン島、チュニンガン島と隣接していてバリ島で最も大きい離島。面積は203km2で沖縄の宮古島と同じ広さ。人口は大よそ47,000人で75%は農家です。地下水は豊富ですが丘陵地帯のためアクセスが難しく真水が乏しい島。タピオカの原料であるキャッサバ芋やトウモロコシの農家、海藻の養殖がメインの産業。現在注目されているのは16km2ほどの面積があるサンゴ礁と通年みられるマンタやモラモラ。ダイビングやシュノーケリングの楽園、地形がとても美しい島。

ペニダ島の基本情報だけ見ると普通に綺麗な離島だと思えるんですけど、どこが謎?どのへんがミステリー?
バリ島の人々にとってはペニダ島は古くから黒魔術(ブラックマジック)の島というイメージがあり現在も多くの人々に黒のエネルギーを持ち、敬遠されている島です。歴史的にもバリ島の王国と敵対していたこともありプロパガンダの意味合いも含め悪い噂が代々バリ人の心に残っている。

でも実際はどうなんでしょう??
本当に黒魔術の島で怖い島なのか??
歴史的な背景とバリヒンドゥーのコンセプトから見てみましょう~

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ペニダ島、歴史的な背景

錯綜としているペニダ島の歴史には不確かな情報や記録が多く、だからこそ謎多い島になっている原因の一つだと思います。発見された1番古い記録は915年付けで当時のバリ島の王様がペニダ島であろう地域を制覇したという記録。また17世紀と19世紀にそれぞれバリ島の王様がペニダ島の独立運動を征圧したという記録か残されています。
19世紀半ばからペニダ島はクルンクン王国の一部になり、島流しの島として利用されました。オランダに占領された後もペニダ島はBANDIT ISLAND(悪党の島)と呼ばれ、当時のオランダ産マップではBANDIT ISLANDという名前で表記されていました。

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ペニダ島、神話的な背景

バリ島の人々にとってペニダ島はブラックマジックの島、今の若者はそうではないかも知りませんがペニダ島に関する怖い都市伝説は未だに語られています。その発端と言われているのは初代ペニダ島の王様、ドゥク・ジュンプンガンの息子でムチャリン王子にまつわるお話です。「ムチャリン」はバリ語で「牙がついている」と言う意味なので名前をきいただけでも既に恐ろしい、鬼を想像してしまう。このムチャリン王はとても強力な王子で魔物をあやつる、魔物が彼の軍人だそうです。外観も恐ろしく、よなよな大きな恐ろしい声がバリ島まで響いて聞こえてくるとか。
島流しの島という歴史もあり、古くからペニダ島には魔物がいっぱい住んでいて、ペニダ島の人たちも黒魔術(ブラックマジック)の使い手で怖いイメージがついています。
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ペニダ島、本当はどういう島??

ペニダ島に行かれたことがある方は分かると思いますが、一歩足を踏み入れただけでもすぐにわかります。ココは黒魔術の島なんかではない!そのくらいペニダ島の人々は穏やかで優しくて素朴ながら上品。特に農家の方々はとても硬い石灰岩まじりの土壌を耕し、毎日2時間かけて畑へ行きとても献身的で優しい方が多いです。過去には島流しの島だったと言うことは一切感じられない島民と僕は感じました。
ではなぜペニダ島は恐れられている島になったのか?本当のペニダ島はどんな島なの?ある説によると。。。

バリ島にヒンドゥー教を含め現代文明を最初に紹介し広めたのはマルカンデヤ大師というインドから来られた高僧です。2世紀頃のバリ島は人間はさほど住んでいなくてバリ島の住民はウォンサマール(WONG SAMAR)と言われ目に見えない生き物たち。いわゆる妖怪や魔物。
マルカンデヤ大師はバリ島を開墾して人々が安心安全に住めるような場所を作りたかったので、その魔物や妖怪をペニダ島に住む場所を与え、ラトゥグデ・サクティ・ダラムペッドをそのリーダーやコントローラーとして主任しました。ダラムペッドは魔物や妖怪の将軍ということです。
そういう歴史もあり、バリ島の人たちは古くから生活の安全安心のため、年に2回(地域によって異なる)バリ島の土地を譲ってくれた魔物たちやそのリーダーであるダラムペッドにお供え物を捧げます。ラトゥグデ・ダラムペッドにお祈りを捧げて悪い魔物が支配下にとどめてくれますよう、バリ島に入らないようにとお祈りします。

ペニダ島やラトゥグデ・ダラムペッドのもう一つの役割としてはバリ島の要塞の役割をしています。自然災害のリスクが高いバリ島の南にあるインド洋からバリ島を守る役割。インド洋に自然災害が起こったときにインド洋にいる神様はペニダ島にいるラトゥグデ・ダラムペッドに伝え、彼がバリ島にそのメッセージを伝えるという役割。ペニダ島がアンバランスや弱くなったりするとバリ島も危険な状況に陥ると信じています。

バリ島の人たちがペニダ島を恐れるのはあながち間違ってはないと思いますが、バリ島の要塞という役割もあるので敬遠すると言うよりかはペニダ島のバランスやコンセプトを理解する必要があると思います。
バリの先祖たちがバリ島が美しく、エネルギーが整った島にする為の現状のペニダ島がある。
マルカンデヤ大師に続き12世紀頃にはマドゥラ大師も同じくペニダ島へ行き寺院をたて、ペニダ島がバリ島を守れるようなコンセプトや仕組みを作ったと言われています。
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クリフから美しい眺め、真っ白な綺麗なビーチ、観光のポテンシャルがあるペニダ島は投資家の目をひく物件です。ペニダ島の土地の売買も盛んになっている今、人々はペニダ島の役割を忘れ、守るべきものを忘れてしまうとペニダ島にいる魔物がバリ島へ行ってしまうとバリ島に風土病、地方病、害虫などにさらされる。
物事を二極、二面性から考えるバリ島ならではの考え方です。信じるか信じないかはあなた次第です。
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