BY ミーモ · 2016年11月11日
南部エリアのリゾートからウブドへ向かう途中のシンガパドゥ村にある「バリバードパーク」。1995年にオープンし、2ヘクタールの敷地には、約250種類、1,000羽の鳥たちが生息している、鳥の楽園がここバリ島にあります。
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調査依頼その⑮ バリバードパークはどんなところですか?
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パークの全体図がこちら。
↓この標石を左折して約100メートル左手です。
↓バリバードパークのエントランス
園内では約40%の鳥が放し飼いだそう。なるべく自然に近い環境になるように努めているんですね。
エントランスを抜けると最初に放し飼いのウェルカムバードがお出迎えしてくれます。
↓こんな幼鳥も!
こちらのオウムは生後約2ヶ月。保温機に入れられています。バリバードパークでは鳥の売買はしていません。売買をしないことで営利目的の乱獲を防げるのですね。鳥たちはパーク内で繁殖し、生まれ育ちます。
早速パーク内の見学。2ヘクタールもあるパークを順番に回るのもいいのですが、せっかくなので、餌付けやショーなども要領よく見たいですよね。上手に回れば、全てのイベントを見ることができます!
私は9:00に入園。9:30にパプアのエリアで、パプア・レインフォレストフィーディングがあるので、パプアのエリアに向かいながら、鳥たちを鑑賞しました。
ユニークな鳥の一部をご紹介。
↓ヒクイドリ
ダチョウの仲間で飛べない鳥。インドネシアやニューギニア、オーストラリアに分布しています。熱帯雨林の減少により、絶滅の危機に瀕しているとのこと。睨みをきかせていますが、実はとても臆病なんですって。
↓シロクロサイチョウ
東南アジアに生息するシロクロサイチョウも生息域が減少し、年々少なくなってきている希少な鳥です。なんか魔女っぽい顔してます(笑)。
↓ツノサイチョウ
私にはくちばしの上にバナナが乗ってるようにしか見えない、独特のくちばしが象徴的なツノサイチョウ。
↓シワコブサイチョウ
くちばしの上にある、まさにコブのような突起物。そのシワは木の年輪と同じく年の数だけシワができるそうな。
↓ジャワクマタカ
インドネシアの神鳥ガルーダに似ているとして、インドネシアの国鳥に指定されたジャワクマタカ。生息域の減少、剥製のための乱獲により、生息数が激減しているそう。
バリバードパークでは、こういった絶滅種に指定された鳥たちの繁殖活動もしているんですね。。。すご〜い!!
さて、そうしているうちにパプアエリアに到着。
餌付けタイムです!
時間になると自然に鳥たちが集まってきます。まさに体内時計ですね。頭の上に停まったり最初はビックリしますが、慣れると可愛い♡
食べ物はコオロギや幼虫、ピーナッツなど。餌の器に群がったり、投げるとキャッチしたり、手につまんで直接あげたり。。。
↓頭の冠が素敵なホオジロカンムリヅルが、下に落ちたピーナッツを拾って食べています。
続いては場所をちょっと移動して、ロリーフィーディング。インコの餌付けです。
餌の入れ物の中は蜂蜜入りのおかゆ。食べるというよりは飲んでるという感じ。
続いては10:00スタートのペリカン・フィーディングの会場へ向かいます。
行く途中でも鳥の鑑賞。さきほどのシワコブサイチョウが放し飼いになっています。
尖った大きなくちばしなど、なかなか強面ですが、実はすごく従順でおとなしい性格だそうです。一緒に記念写真。
バードパークですが、コモドもいました。
↓ベニフウチョウ
ちょっと見づらいですが、尾っぽにひものようなものが2本。これ、ひもじゃなくて尾っぽの一部です。面白いですね〜。
ペリカンフィーディングの会場に到着。
餌付けスタートです。
コシグロペリカンはオーストラリアに多く生息するペリカンです。
まずは説明から。餌は魚ですが、手渡しは危険なので投げます。
すごい争奪戦。。。
ペリカンって正面から見ると間抜けですよね。。 でもこの顔、結構好きです(笑)
目はずっと見開いているように見えますが、実はちゃんと瞬きしているそうです。
4つめはバリ・レインフォレスト。フリーフライトバードショーです。
10:30から始まります。会場はエントランスの近く。
向かう途中でまたまたバード鑑賞。
ニワトリ種です。羽の色がキレイですよね〜。ニワトリじゃないみたい!
バリ・レインフォレストに到着。隣にあるバリスターリングレストランで暫しの休憩。グラスの飾りに注目!
バリ・レインフォレストのショーがスタートしました。
あちこちからいろんな種類の鳥が飛んできます!客席のすぐ近くでとまって感激!餌を空中でダイレクトキャッチしたりと、すごく可愛い!
ショーの後は、グユグユコーナーへ。こちらでは、カラフルなオウムたちと一緒に写真を撮ったりできます。
このオウムちゃんはなでられるのが大好き♪ 頭をなでなでしてあげると気持ち良さそうに頭を垂れます。羽毛に包まれた身体が温かい♪
4Dシアターへ向かう途中にトラジャハウスへ。
スラウェシ島の先住民族トラジャ人の独特の造りの家です。パークのデコレーションかと思いきや、中にはある鳥がいるそうです。
ある鳥とは。。。
フクロウ!でした。
夜行性のフクロウのために室内はかなり暗かったので、写真もボケボケ。ごめんなさい。
4Dシアターに到着。
思ったよりも立派なシアターでした。
中はエアコンが効いてて気持ちいい〜。
ファミリー向けの、渡り鳥の物語が上演されました。
次はまたショー会場に向かいます。ベーシックインスティンクトでは、タカやフクロウなど、小動物を餌にする、ちょっと獰猛な鳥も登場。
ゲストの頭上に餌を置いて、それをキャッチするという、ちょっとアクロバット的なワザも披露してくれます。
最初はお盆の上に餌を置いて、それをキャッチ!
2番めのゲストには頭に直接餌を置いて、それをキャッチするというもの。
見事に餌だけキャッチしていきました!
ベーシックインスティンクトショーも終わり、まだ見ていないバリのエリアへ。
ネットを張った大きな建物に入ると、鳥のさえずる声があらゆるところから聞こえてきます!
バリに生息する野鳥はサイズは小さいのですが、鳴き声に特徴があるそうです。
あ〜、何か和めます。
そしてここには捕獲が禁止されている絶滅危惧種のカンムリシロムクドリがいます。繁殖にも成功して、数が増えているそうです。良かった、良かった。
↓こちらがそのカンムリシロムクドリ。インドネシア語ではジャラッバリという名前でよく知られています。バリ絵画にもよく登場しています。
残すところはバリスターリングレストランで催される「ミート ザ・バードスター」。レストランへ向かいます。
途中、フラミンゴに遭遇。
ミート ザ・バードスターのショーはちょうど12:00から始まるので、ランチを頂きながらも鑑賞できます。
↓看板娘のアンナマリア。すごく穏やかな性格らしいです。
スタッフがゲストに「アブラカタブラ」と呪文を唱えるようにいうと。。。
↓はい、この通り! この展開は予想できなかったです(笑)。
ゲストが一緒に写真を撮る間、このコはずっと仰向け状態(笑)お疲れさまです。
9:00からスタートして餌付けやショーなども全て見たら、約3時間半。ランチタイムになりました。
パークのメインダイニング「バリスターリング」では、いろいろな国からのゲストが訪れるため、アジアンやウェスタンなどバリエーション豊か!しかもちゃんとしています。
↓スタッフおすすめのクリスピーダッグ。サクサクのディープフライで美味しい♡ 盛りつけもオシャレ。
↓本日のおすすめのフォー。スープがめちゃ美味しかったです。添えのコリアンダーやバジルをスープに入れて、ライムを絞るとさらにさっぱりといただけます。
↓デザートもちゃんとしてる。バナナパンケーキ。オーブンで焼いたバナナがトロトロで甘くて◎。
すごい充実感♪ 朝いちかお昼の12:00頃に入園すると、イベントが要領よく回れる感じです。鳥たちは定期的に健康チェックもされていて、皆清潔。鳥臭さを殆ど感じませんでした。園内はきれいに整備されたトロピカルガーデンのため、日陰も多く、暑さを和らげてくれます。こんなに鳥と接することができる場所ってなかなかないですよね? お友達同士はもちろん、ファミリーにもおすすめです。
Bali Bird Park
Singapadu, Batubulan, Gianyar
Tel : 0361-299352
Open : 09:00 ~ 17:30
・掲載内容は変更となる場合がございます。