BY ミーモ · 2016年7月15日
アメリカ在住の従兄弟から「グリーンスクールに子供を体験させたいからバリに行くね」と連絡がありました。
グリーンスクール、聞いたことはありましたが、実は内容をよく知りませんでした…。
一般的な一日学習コースはグリーンスクール参加→バンブーファクトリー見学→グリーンヴィレッジ見学だそうです。
グリーンスクールはデンパサールとウブドの中間くらいにあるシバングデ村の中にあります。建物のほとんどが竹で作られ、電気も太陽光発電で賄われているという究極のエコスクール 。全米グリーンビルディング協会の「地球上で最もグリーンな学校」を受賞しているそうです。世界中から環境問題に意識の高い子供たちが集まってくるという、実はスゴい学校がバリにあったんですねぇ。
私はグリーンスクールはパスして(授業はオール英語だそうで。汗)、グリーンヴィレッジから参加。本当は竹の加工をするバンブーファクトリーも見学できるのですが、あいにく日曜日はファクトリーはお休みとのこと。残念。
こちらがグリーンヴィレッジのオフィスのあるところ↓。ワルンやプールがあります。
グリーンヴィレッジには現在12棟のバンブーハウスが建っています。それぞれのバンブーハウスにはオーナーがいて、オーナーやゲストが不在の時には、ハウスの見学が可能とのこと。この日、私が見学できたのは、「ガーデン」と「テンプル」の2ヵ所。
でも、どうして竹がエコ?って思いませんか?
竹は、生長が早く簡単に栽培できるという利点があります。バリ島をはじめとするインドネシアでは、さまざまな種類の竹が生育しています。通常3~5年で25~35mほどに成長し、強度、弾力性、耐久性にも優れているため、建材として利用できます。竹を木の代わりに利用することで、生長の遅い木の伐採を軽減=地球の温暖化を抑制することができるんですねぇ。
まずは「ガーデン」。なかなかこぢんまりしていて、いい感じです。
シンクや便器などはさすがに竹ではないものの、建物から家具まで、可能な限り竹が使われています。家具などはすごくかっこよくて、デザイン性が高いのにも驚きます。
ちょっとタナトラジャの建物っぽいカタチですね。
オープンエアのリビングスペース。ナチュラル感満載です。
こちらはプライベートスペース。竹にバナナペーパーが貼られています。ちょっと日本の障子風ですね。
キッチンカウンターの椅子ももちろん竹。凝ったデザインです。
なんだかスゴく複雑な組み方がされています。
ベッドも竹です。
ランプシェードも竹!
トイレの便座まで!!
私の中では、竹の家具=虫食いと連想してしまうのですが、ここではバンブーファクトリーにて、特殊な防虫加工処理をされているとのことで、心配ないとのことでした。
次は「テンプル」。こちらはかなり大きい建物です。
3階建て(4階建て?)で、アユン川沿いにプールもあります。
入口は竹の回転ドア。かっこいいです!
リビングの竹製ソファが個性的。
なんと洗面台も竹でした。
ダイニングスペースの竹製テーブルと椅子。これ、かなりステキです。欲しい〜〜!
壁のちょっとした棚もいい感じ♪
周りの緑の風景にとても馴染んでいます。
驚いたのはこれ!なんとシャワー口まで竹でした。
竹を細かく割いてテーブルの板にする技術、スゴいです。
竹の特性や美しさを存分に生かした、デザイン性の高さにも注目したいです。
エコの観点だけでなく、美しいバンブーハウスを見学するだけでも十分価値がありますよ〜。宿泊施設としての利用も可能です。
Green Village Bali
Jalan Tanah Ayu, Sibang Gede, Abiansemal, Kabupaten Badung