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インドネシアの建築物や文化をギュッと凝縮した大きなテーマパーク~タマンヌサ~

インドネシアの建築物や文化をギュッと凝縮した大きなテーマパーク~タマンヌサ~

BY ミーモ · 2018年4月11日


インドネシア共和国は約1万3,000もの島々からなる東南アジアの国。何百もの民族から構成され、それぞれに異なる言語、異なる文化を所有する、とても興味深い国でもあります。
そんなユニークなカルチャーにフォーカスしてできた大きなテーマパーク~タマンヌサ~がバリ島のギャニャール県にあるんです!
場所はこちら↓

クタなどの南部方面からだとバイパス・ングラライから途中バイパス・イダバグスマントラに入り、そのまま東へ。バリサファリマリンパークを過ぎて、さらにパンタイルビの交差点を過ぎた次の交差点を左折してそのまま道なりに進むと右手にエントランスゲートが見えてきます!

エントランスゲートを進むと正面玄関に到着します。こちらでチケットを購入。

こちらタマンヌサの模型と園内地図。奥に細長い敷地はなんと15ヘクタール!ぐるりと一周する感じで約1.2kmを1.5~2時間かけて見学します。

早速、中へ!先ずは傘の素敵なアーチでお出迎え!インスタ映えしそうですね〜(笑)

歓迎の舞は日替わりだそう。本日はジャワ西部に居住するスンダ族のジャイポンダンス。

建物の中に入ります。

館内には、バロンや船の模型、木彫など、インドネシア文化を象徴するものが展示されています。

館内の階段を降りていくと・・・・

薄暗い洞窟をくぐり抜け、巨大な岩を通り抜け、なんだかタイプスリップしたみたい!インドネシアの石器時代です。

そのまま進むと・・・
突然姿を現したボロブドゥール!のミニチュア版!もちろん本物よりかなり小さいですが、よくできています。石は本物のボロブドゥールと同じ資材。石彫家もジョグジャから呼んで造らせたというこだわりです。

部分で写真を撮ると本当にボロブドゥールの中にいるみたい!

園内の順序に沿って進むと、一番大きな割合を占めるカルチャーヴィレッジへ向かいます。

最初に現れたのはインドネシア最東端にあるパプアです。

パプアと言えば私のイメージではとてもプリミティブな感じを想像するのですが・・・その通りの方々が歓迎してくれました(笑)希望なら彼らと一緒に撮影もできますよ〜!

続いてはヌサトゥンガラ諸島へ。ヌサトゥンガラは、バリ島より東に長く連なる大小1,000くらいある島々の総称。ロンボク島や、スンバワ島、コモド島、スンバ島、フローレス島などがその代表です。

こちらはバリ島のお隣、ロンボク島に住むササック族の家。

ササック伝統のダンスも披露してくれました。見よう見まねで一緒に踊ることもできます!

ヌサトゥンガラ東部にあるフローレス島リオ族の家では、女性が腰機で織物を制作中。

こちらはお膝元のバリ島。観光エリアの南部ではこういう伝統的な家はなかなか見られなくなりましたが、田舎の方ではまだまだ健在です。

ヒンドゥー教の家寺(ムラジャン)

昔ながらの台所は薪を使用

バリに伝わる竹琴のティンクリッは実際に演奏することもできます!

伝統芸術のエッグペインティングの実演

若い椰子の葉で作るお供え物の実演もあります。器用ですよね〜

次はヌサトゥンガラ諸島よりもさらに東にあるマルク諸島の家。

続いてスラウェシ島です。

カバサラン(チャカレレ)という戦士の舞でお出迎え!このダンスはスラウェシ北部の街、マナドに伝わる伝統舞踊だそう。

ミナハサ式ウッドハウスは、解体して現地で組み立てられるという木造家屋。
スラウェシ北部にあるウォロアン村がこの住宅製作で有名な村なんだとか。

家の中はこんな感じ

テラスがとてもカワイイ? こんな家なら住んでもいいなぁ〜

スラウェシ北部ゴロンタロ州の住居。スラウェシ北部の建物はウッディでテラスが広くて私好み♪

コスチューム体験付きのパッケージのお客様はこちらで衣装体験です。

ここもスラウェシの住居

外では女性がティカル(ゴザ)を編んでいました。

コーヒーの生産地で知られるトラジャに隣接する、スラウェシ西部ママサ県の住居。トラジャ独特の屋根の形とちょっと似ています。手前の白い装飾はなんと水牛の角!これは富の象徴なんだとか

同じスラウェシでも南部はこんな感じ。一見ログハウスみたいで可愛いかも。これなら住める♪

出ました!スラウェシ南部トラジャの家は「トンコナン」と呼ばれていて、トラジャの先祖が乗っていた船首の形がその由来だそうです。そういえばなんとなく船っぽいかも。個性的なインドネシアの住居の中でもひときわユニークな屋根を持つ建物。こちらも先ほどのママサ県の建物もスラウェシから運んできたアンティークです!

トラジャエリアで踊ってくれた女の子

こういう家の装飾ステキです?

トンコナンの家の中。ガラス窓ではないので、窓を閉めると真っ暗!

トラジャの有名な岩窟墓を模して作られたもの。遺体は木で蓋をされた小さな横穴に納められ、故人に似せられて作られた人形「タウタウ」がまるでベランダにいるように並べられています。トラジャの葬儀の壮麗さも有名で、いつも多くのお客様で賑わうそうですよ。行ってみたくなりますね〜。

続いてはカリマンタン島(ボルネオ島)
素朴な感じだけど、こちらも木彫や描かれている文様がいいですね〜。

次はスマトラ島です。

こちらはスマトラ島南端に位置するランプン州の建物。

またまたダンスがありました。でも何ダンスかわからず。。。。

軽快な音色がステキな伝統楽器の木琴「コリンタン」の演奏

南スマトラ州にあるパレンバンの住居。ちょっとつんぼり高い屋根が特徴?

スマトラ島中部にあるジャンビの建物

スマトラ島北部にあるムラユの住居

スマトラ西部の高地に住むミナンカバウ族の家では、タリピリン(皿の踊り)のウェルカムダンス。ミナンカバウといえばパダン料理!また、インドネシア唯一の女系社会としても知られ、財産や土地は母親から娘に相続されることでもよく知られています。

ミナンカバウ族の結婚式の装飾。派手な色使いがちょっと中華っぽいですね。

こちらはベッドなんだそう。あんまり快眠できなさそうですが。。。

スマトラ島北部といえば世界最大のカルデラ湖「トバ湖」のあることで知られていますが、ここには先住民族であるバタック族が多く暮らしている地域。
バタック族の中でもカロ族とかトバ族とかまた分類があって、異なる文化を持っているそうです。

装飾やペンキの色合いが私好みな家?

こちらもバタック族の家

これ、何だと思いますか?石壁みたいですが、高さが約150センチほどあり、なんとこれを飛び越えないと大人として認められす結婚できないとのこと!すごい風習ですね〜。跳び箱みたいに飛ぶんでしょうか??

トバ・バタック族の住居

カロ・バタック族の住居。家の入り口に書いてある「mejuah-juah」とは、カロ族の方言で、挨拶を交わすのに使う言葉だそう。

スマトラ島の最後は北端に位置するアチェ州の住居

トバ湖に浮かぶサモシール島では、バタック特有のメロディをベースにした陽気な音楽が発達しているそう。

橋を渡って、、、すでに随分歩きましたが、園内は緑が多く、優しい木陰を作ってくれるので、それほど暑さを感じないのが嬉しいところ。

カルチャービレッジの最後はジャワ島です。

…と言いつつこの機織りはバリ島?緯糸に柄を染めている絣織ウンドゥッ。ジャワにもあるのかしら?

東ジャワは細やかな彫刻で有名なジョグロスタイル発祥の地。不覚にも外観写真忘れました。。。
中はこんな感じです。

テラスではおじさんが木彫りを作っています。

作った木彫りは色を着色されて売られています。1個Rp.10,000

ジャワのテキスタイルといえばバティック(ロウケツ染め)。チャンティンという道具を使って柄に沿って蝋を置き、防染します。希望があれば体験も可能です!

こちらもジャワの有名な木偶人形「ワヤン・ゴレ」

中部ジャワの住居。壁の木彫がステキ♪

中では竹琴の演奏をしていました。優しい音色〜!

この不思議な竹の楽器は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されているアンクルン。複雑な音色を奏でます。

西ジャワの住居。男女の大きな張りぼての人形は西ジャワの伝統文化「オンデルオンデル」という魔除けの人形です。

こちらは一転してチャイナタウン。日本にもチャイナタウンがありますが、インドネシアも華僑の存在は大きいんですよ。

中国獅子舞がお出迎え!インドネシアでは「バロンサイ」と呼ばれています。

ここまででカルチャーヴィレッジは終わり。

続いてインドネシアにとってこの人たちを抜いて語れない人物の銅像を見学。

ガジャマダです。マジャパヒット王朝の宰相を務め、ハヤムウルク王を補佐して王国の全盛期を築いた人です。見た目も強そう!

愛称ブンカルノこと、スカルノ元大統領(写真左)はインドネシア初代大統領であり、今も建国の父として愛され続ける政治家。写真右はその時の副大統領モハマッド・ハッタ。身長差がすごい!

最後はインドネシアの芸術や工芸を展示するミュージアムへ。
急に現代的な建物に。ここもインスタ映えしそうな入り口ですね。笑

まずは絵画。こちらは大きな板に描かれたバリ島の伝統絵画、カマサンスタイルの絵です。

その絵にブラックライトを当てると・・・・
ルネッサンス調のクラシックな絵画が浮かび上がりました!
まあ、「だから何?」って感じですが。

ワヤン・クリッ(影絵人形)です。こちらはジャワ島のワヤン。

こちらはバリ島のワヤンです。ジャワに比べて鼻が低く、透かし彫りが非常に繊細で凝っています。

そしてテキスタイルもとてもバリエーションに溢れています。布好きの私にはたまらないエリア?

見学の最後はバリ島を象徴するライステラスで締めくくり!

わずか2時間ほどでインドネシア33州を一気に駆け巡りました!インドネシアの伝統家屋の数は60棟以上!こんなことができるのもインドネシアならではの多民族国家だから。リアルなリトルインドネシアをぜひ体験してみてくださいね。

Taman Nusa(タマンヌサ)
Jl. Taman Bali, Banjar Blahpane Kelod, Desa Sidan, Gianyar-Bali
Tel : 0361-952952
Open : 09:00-17:00

料金
カルチャーパッケージ1 : 大人Rp.350,000 / 子供Rp.230,000(入場料のみ)
カルチャーパッケージ2 : 大人Rp.470,000 / 子供Rp.300,000(入場料+ランチ)
ジャバパッケージ1 : 大人Rp.470,000 / 子供Rp.350,000(入場料+衣装体験)
ジャバパッケージ2 : 大人Rp.590,000 / 子供Rp.420,000(入場料+ランチ+衣装体験)


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